浴室はリラックスする空間
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体を締め付けていた衣服を脱ぎ裸になってゆったり湯に浸る。一日の仕事を終えてほっとするのはこの時で、浮力が作用してリラックスします。42℃以上の熱い湯にさっと入って出てしまういわゆる烏の行水ではリラックスできません。ぬるめの入浴で浴槽の縁を枕に浮いた姿勢で浸るのがよいのです。また、ぬるめの入浴は、血液の流れが促進され疲労物質が速やかに除かれます。
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 浴室はクリエイトする空間
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とかく多忙で緊張の連続している日中は思考や瞑想はできません。ぬる湯は、日頃酷使されている神経を静める作用があります。知的思考が鈍くなり、意思行動が束縛され、過敏になりがちな精神を整えるのもぬる湯の効果です。感情の高ぶりも静まってきます。
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 浴室はエクササイズの空間
ともすれば運動不足になっている私たちにとっては、入浴は運動をするチャンスです。気付かないまでも入浴は、水圧によって内臓の運動にあっています。温まると筋肉、関節が和らぐので日頃あまり使っていない筋肉を動かします。デスクワークの人は湯船の中で腹を膨らませたり凹ましたり、背を思い切りそらせたりの腹筋・背骨運動をすると腰痛の予防になります。手指を開いたり結んだり、繰り返しタオルを力一杯絞り握力を強めます。また、ハンドシャワーを併用して体の前後、左右、上下から湯を注いで柔軟体操をすると、肩凝り、四十肩、五十肩の治療、予防になります。シャワーヘッドを湯船に入れると過流浴になり、湯船のなかで立ったりしゃがんだりすると、静水圧の作用で内臓の運動になります。
ぬる湯は疲労を取り除くだけでなく、体を鍛えるジムにも
なるのです。
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 浴室はエステティックの空間
水も滴る美人、湯上がりの美人と言われるように、入浴は美しさを作ります。素肌美を保つには、ふやけるほどの長湯や、真っ赤になるほどの熱い湯は避け、また、毎日肌を擦って皮脂膜を落とすのもよくありません。皮脂膜は、細菌感染を防ぎ素肌美に欠かせない潤いを保つ大切な膜で、これが壊されると乾燥肌となりかさついてきます。肌の汚れは皮脂についた埃や雑菌で、これらは毎日ごしごし擦らなくてもぬる湯で洗い流すことができます。
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