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高齢者のために、脱衣場と浴室の温度差を小さくする。共に22℃以上とする。
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入浴前に必ずかかり湯(シャワーでもよい)をする。
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入浴始めの温度を42℃未満とし、半身浴とする。好みにより徐々に温度を上げ全身浴をしてもよいが、高齢者、高血圧者などは、42℃未満のぬる湯とし、半身浴または寝湯、浮き身の斜め浴がよい(風呂の縁を枕にして胸壁を水面に近づける姿勢)。
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夜、快眠を得るためには、ぬる湯にゆったり浸る。夜業や朝などすっきりしたいときは、42℃以上の熱めの湯をサッと浴びる。
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低血圧者で浴後、立ちくらみを起こす人は、浴槽から出る直前に浴中で手の部分に水を5〜10秒そそいでからゆっくり上がる。
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浴後の湯冷めを防ぐためには、汗が流れるほどの高温浴をさけ、肌に付いた水滴を十分拭った後に着衣する。
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高齢者は水分の補給をする。
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手足の冷えには湯冷交代浴がよい。43℃の湯を3分、水20秒を交互にそそぎ5回で終わる。毎日続けると徐々に改善されてくる。
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偏頭痛には43℃の湯か、18℃の水に手のひらか、両腕を浸すと軽快する。
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筋肉の凝りや足の疲れを取るには、ぬるめの入浴でそれぞれの筋肉の運動を行うとよい。肩の凝りには浴中シャワーで湯を注ぎながら肩の上下、回転体操を、足の疲れ、むくみには浴槽内で立ったり、しゃがんだりの運動と足踏みがよい。
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腰痛には急性期を避けて、ぬる湯で風呂の縁に手を掛け、腰の屈伸運動、左右の回転運動をするとよい。
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トゴール湯は、42℃以上の熱い湯よりも、額がうっすら汗ばむ程度に、ぬるめの湯にゆったり浸ると体の芯までよく温まる。
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